森田療法で不安障害に打ち勝つ

治療法

森田療法で不安障害に打ち勝つ

保険会社に勤めており、事故の処理などで非常に優秀な成績を上げている社員で、色んな情報に通じており、何事も非常に素晴らしいクオリティの結果を出すことのできる人がいました。

でも彼には悩みがありました。

それは何でも悩んでしまうことです。

悩むことが悩みだとは変な話かもしれませんが、彼の場合はそれが進みすぎて、仕事に支障が出るようになってしまいました。

医師に診てもらったところ、診断は強迫性障害だということでした。

彼は些細なことで悩む以外にも、外出する際の家の鍵締めなども何度でも繰り返してしまうことが多々あったからです。

こういった神経症以外にも、パニック障害やPTSDなど様々な症状をまとめて不安障害と定義しています。

世界中で不安障害を抱える人が増えており、世界中でその対処法や治療法の開発も進められています。

日本にも大変優れた治療法がありますが、それは「森田療法」です。

これは大正時代に精神科医の森田正馬氏が提唱した精神療法です。

元々は入院しておこなう治療でしたが、最近では自宅から通ったり、薬を併用しながら治療するなど改良が進んでいます。

森田療法が有効なのは「体の不調や病気、事故や死への不安」「社会的場面、例えば人との接触で起きる緊張」の2つに分けることができます。

森田療法は、神経症の症状を「治さなければならない病気」としてとらえず、「患者自身の気づきと行動パターンを修正しながら症状を受け入れる」ようにする治療法です。

この治療でよく使われる言葉が「あるがまま」です。

ご本人も著書の中で「あるがままでよい、あるがままより他に仕方ない、あるがままでなければならない」とおっしゃっています。

森田療法の考え方としては、あることに不安を感じたら、不安を感じた原因を探し続けるのではなく、不安だから気分本位で対象を回避することをやめ、とりあえず行動し続けるようにするのです。

ですから、多くの精神治療法とは根本的に考え方が違うのです。

不安や緊張は必ずしも悪ではなく、自然な感情の一部であると考えるわけです。

まさに自然と調和して暮らしてきた日本人が見つけた解決法なのかも知れません。

関連記事

  1. 肩の力を抜いて不安障害を克服

    不安障害

    肩の力を抜いて不安障害を克服

    私たちの持つ感情は、大抵の場合とても役に立ち人生を楽しいものにしてくれ…

  2. 不安障害の診察

    不安障害

    不安障害の主な治療法

    今の社会、不安障害を抱える人が増えています。この記事を読んでい…

  3. 不安障害と生活の深い関係

    不安障害

    不安障害と生活の深い関係

    不安障害とは、日々の様々なことに対して過剰に不安を感じてしまう心の病気…

  4. 西洋医学と東洋医学の不安障害への対処法の違い

    不安障害

    西洋医学と東洋医学の不安障害への対処法の違い

    不安障害(不安神経症)とは、漠然とした不安や恐怖感がつのり、日常の様々…

最近の記事

  1. 肩の力を抜いて不安障害を克服
  2. パニック障害
  3. 不安障害の診察
  4. 不安障害の主な症状
  5. 西洋医学と東洋医学の不安障害への対処法の違い
  1. 心と身体を休める

    夏場の健康管理の重要性
  2. 整体で自覚無かった症状改善

    心と身体を休める

    整体で自覚無かった症状改善
  3. 不安障害の主な症状

    パニック障害

    不安障害の主な症状
  4. 心と身体を休める

    真の意味の健康法は、生活様式の習慣に根付いたものである
  5. 子どもでもかかり得る不安障害

    不安障害について

    子どもでもかかり得る不安障害
PAGE TOP